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【活動報告】大豆展示圃場における現地調査結果(9月14日)
福岡県朝倉地域の大豆展示圃場において、現地調査を実施いたしました。現在の大豆の生育状況およびハスモンヨトウの発生状況について報告いたします。
1. 大豆の生育ステージ
現在、大豆は「子実肥大期」を迎えています。
ハスモンヨトウによる被害を防ぐ上で、大豆の開花期後8〜20日は大豆の収量・品質に大きく影響する最も警戒すべき重要な時期です。
展示圃場もまさにこの最警戒期に該当しています。



2. ムシミエールBIによる飛来予測と調査日の判断について
福岡県病害虫防除所が令和8年9月7日に発出した「病害虫発生予察速報第2号(ハスモンヨトウ)」によると、フェロモントラップにおける雄成虫の誘殺数は8月5半旬から9月1半旬にかけて増加傾向にあると報告されています。
この広域的な半旬単位のデータに加え、1日単位で飛来数を可視化できる「ムシミエールBI」を活用すれば、警戒して圃場調査を行うべきタイミングをピンポイントで判断することができます。
直近で、「ムシミエールBI」では9月5日に明確な成虫飛来のピークを観測いたしました。
今回の9月14日の現地調査は、この9月5日のピークからハスモンヨトウの産卵および孵化(ふか)時期を約7〜10日後と予測し、狙いを定めてピンポイントで実施したものです。

3. 現地調査結果
- 被害株率: 60% ※後述する古い食害を含む
- 1株当たりの被害程度: 「少」
- 旧食害の状況: 老齢虫による過去の食害跡が目立ちますが、圃場内に中齢〜老齢虫の姿は確認されませんでした。激しい食害を及ぼした個体は既に成虫(ガ)となったものと推測されます。また、大豆からは新しい葉も順調に展開しており、現時点での食害は、子実の肥大に重大な影響を及ぼすレベルではないと思われます。
- 新規白変葉と幼齢虫の発生: 一方で、新しい白変葉(発生株率20%)が散見されています。白変葉の周囲にはふ化後の幼齢虫(若齢幼虫)が多数確認されており、ここ数日の降雨でも死滅していない状況です。ムシミエールBIのデータ予測通り、9月5日の飛来ピークに由来する若齢幼虫の発生が現場で裏付けられました。引き続き厳重な警戒が必要です。






4. 今後の防除判断について
今後数日は最高気温が30℃を超える日も予想されており、本日の雨の後は、晴れまたは曇りの天気が続く見込みです。
適度な高気温と乾燥状態により、残存している幼齢虫が死滅せずに成長し、食害が一気に拡大するリスクがあります。
そのため、本日の雨上がり後に、白変葉を中心に幼齢虫の生存・残存状況を速やかに確認し、防除(ドローン散布等)の要否を判断することが重要です。
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