福岡県内ユーザー様

【活動報告】大豆展示圃場における現地調査結果(10月2日)

福岡県朝倉地域の大豆展示圃場において、機器の定期メンテナンス(フェロモン剤および乾電池の交換)と合わせ、現地調査を実施いたしました。
現在の大豆の生育状況およびハスモンヨトウの発生状況について報告いたします。

1. 定期メンテナンスと大豆の生育状況

展示圃場に設置している「ムシミエールBI」のフェロモン剤および乾電池の交換を行い、正常稼働を確認いたしました。
大豆は現在も「子実肥大期」にあり、葉色がやや落ち始めて収穫期に向けた成熟のステップへと順調に進んでいます。

ムシミエールBIと順調に生育する大豆
大豆の生育状況
大豆の生育状況

2. ムシミエールBIによる飛来予測と調査日の判断について

1日単位で飛来数を可視化できる「ムシミエールBI」を活用すれば、警戒して圃場調査を行うべきタイミングをピンポイントで判断することができます。

直近で、「ムシミエールBI」では9月22-25日に明確な成虫飛来のピークを観測いたしました。

今回の10月2日の現地調査は、このピークからハスモンヨトウの産卵および孵化(ふか)時期を約7〜10日後と予測し、狙いを定めてピンポイントで実施したものです。

ムシミエールBIでは9/22-25にピークを観測

3. 現地調査結果

  • 被害株率: 60%(※過去の食害跡を含む。前回9月25日調査から変化なし)
  • 1株当たりの被害程度: 「少」の範囲内
  • 食害および虫の確認状況: 一部に幼齢虫による食害痕が増加した印象はあるものの、全体の被害程度は「少」の範囲内に収まっています。目立つ被害は主に過去の中齢〜老齢虫による古い食害跡であり、今回の調査で確認された個体も中齢虫1匹のみで、若齢虫、老齢虫の姿は見られませんでした。
  • 新規被害の発生状況: 新しい白変葉の発生はほぼ見られず、卵塊や孵化(ふか)の痕跡、孵化直後を含む若齢虫の姿も確認されませんでした。
若齢虫による食害進展が見られたが、虫の姿は確認されなかった
若齢虫による食害進展が見られたが、虫の姿は確認されなかった

4. 調査のまとめと今後の取り組み

今回の調査においても圃場内で確認された幼虫数は非常に少なく、大豆の生育・子実肥大に影響を及ぼすようなハスモンヨトウの多発・繁殖は生じていないことが確認できました。
大豆の成熟期に向けて油断することなく、引き続き「ムシミエールBI」によるデータ監視と現場での定期調査を継続してまいります。